5月にもかかわらず最高気温が30℃になった日、久しぶりに仙台へ。ひとり旅で秋保温泉に行ったきりだから、約2年ぶり。兄が新卒の頃から4年くらい一人暮らしをしていた場所だ。ひとり旅に仙台を選んだのは、兄がいたから宿代が浮かせるという理由で、その前にも母と兄に会うため仙台旅行にやってきた。だから、仙台という場所はわたしにとって少し思い入れのある土地なのだ。
そんな仙台で、兄が結婚式を挙げるという日。半袖でもいいかというくらい晴れ、爽やかか青空が広がっていた。
式は午後からなので、当日の朝、新幹線で仙台へ向かう。上野駅構内で車内で食べる軽めの朝食用に念願のメルヘンのサンドイッチを購入し、快適な1時間半。余裕をもって到着したので、駅でお土産(萩の月、ちゅんちゅん堂、白松がもなか、ゴット)を買い、式場へ。
まだ着替える前の兄夫婦に会ったが、なんだか2人ともあまり緊張感やうきうき感がなく、いつもと変わらない1日といった様子。こちらもその気が移ってしまい、普段通りのテンションで、必要なことだけさっと伝えたらそれぞれ着替えとメイクアップの準備へ。
親族では兄嫁の母、私の母、そして私が着物を着ることになっていたので、この順番で着付けを開始。私たちが到着したころ、すでに兄嫁の母は着付けに入っており、到着後すぐに母も着付けへ。私は40分ほど待合室で暇をつぶし、着付け室へ。人生で2回目、最後になるであろう振袖は式場が指定したところでレンタルしたので、好みの柄がなかったけど、着てみるとなんだかんだ嬉しい。馬子にも衣裳だ。髪型はアップにするか、下の方でシニヨンにするか迷ったけど、めったにしないからということで、アップのお団子みたいに。目立っちゃったらやだなと思っていたけど、今思うと、そもそも振袖を着ている時点でかなり目立ってはいるのだ。
全ての準備を終えると、着付けをしてくれた人もヘアセットをしてくれたメイクさんも褒めてくれて、そんなに悪くないかも?なんて思ったりして。親族の結婚式なんて人生でそう何度もあることではないから楽しんでしまおう。
参列する友人たちと同じように受付を済ませ、花嫁のカラードレスの色を予想してその色のペンライトを選ぶ。今どきの結婚式は待合室でも参列者が楽しめるよう、新郎新婦の写真や思い出のものが飾られていたり、いろいろなイベントが用意されていておもしろい。なんと、BUMPのLIVEで買ったニコルの人形もちょこんと座らされていて、なんだか嬉しかった。
式はチャペルで。牧師さんを初めて見た。
親族の席は1番前だが、新郎である兄はもちろん、母は新郎にジャケットを着せ、父は白いグローブを渡すという役割がそれぞれあったので、親族の席には私1人。新婦側の親族は兄、弟夫婦と賑やかな上、後方には同年代の男子がずらーっといて、心細いやら、慣れない状況で緊張しっぱなしだった。(年子の兄なので参列してくれた友人たちも皆、年が近い)
そんななか、新郎が入場。にやにや、「あ、皆さん、ども。」みたいな感じで頭をぴょこぴょこと小さく下げて入ってきた。ほんとに緊張というものを知らない人だな、と改めて思った。母にジャケットを着せてもらい、父からグローブを受け取る。新鮮な光景だ。少し前に友人の結婚式に出席した時は感じなかった一端の大人なんだなというか、妹ながらにそんなことを思っていた。バージンロードを歩いてくる兄はまあそれなりに様になっていて、なかなかいいね。シルバーのタキシードもきまってる。
花嫁はウエストにジュエリーが付いていて、スカートがふわっと広がったウエディングドレス。やっぱりきれい。ロンググローブが似合っていた。
フルートやバイオリンの生演奏で儀式が進み、指輪の交換へ。牧師さんの「リングガール!」のかけ声で、後ろから姪っ子ちゃん(花嫁の弟の娘さん)が登場。めちゃくちゃかわいかった!!かごの小さなバスケットに入れた白いクッションに乗ったリングを新郎新婦のもとへ届けるのだ。しかし、大勢の大人に注目されるなんて初めてのことでびっくりしたのか、最初はぽかんとしていたが、お母さんが途中まで一緒に歩くと、とことこと駆け足で新郎新婦に無事リングを届けられた。新婦が用意していたお礼の巾着(アンパンマンの何かが入っていた)を受け取り、自分の席へ着席。ふぅ~かわいかった。なんて幸せなひと時だったんだろうか。
これで安心と思ったのもつかの間、指輪の交換の前に花婿が花嫁のベールをあげた。
式場内で「ん?」という雰囲気が漂い、兄も間違いに気づいたが、牧師さんも優しく、「まあ、いいです」みたいな会話を交わし、指輪を交換。本来の順序であれば誓いのキスの前に上げるはずあだったベール。すでに上げてしまっているので、キスの前にすることがなく、なんとなく空白の時間。ちょっとベールを整え(るフリ?)をして、式場内が「笑笑」。こういうところが、なんかちょっとぬけてるのよね(笑)
そんなハプニングもあったが、式は無事終了。
披露宴で行われたカラードレスの結果発表は、緑!私はオレンジを選んでいたので外れてしまったけど、母が当たってた。しかも、色を当てた人のなかから抽選でギフトカードプレゼントに、まさかの当選。運がいいですね。帰宅して開けてみると無印良品のギフトカードだったみたいで、アロマセットを買っていた。
2026.05.30